本日、内閣サイバーセキュリティセンターというのが発足したらしいですが、ドメイン名は内閣官房情報セキュリティセンターの NISC.GO.JP を引き継いだようですね。これ、ずっと前から lame delegation (2つ指定されている NS の1つが無応答) が放置されています。危なっかしいですねぇ。うちの学生が IPA に報告したところ特段の危険性はないとの回答だったようなので、ここに書いてもよいのでしょう。でも危ないと思いますよ。
ちなみに lame delegation 以外にもこのドメイン名には構造上の問題があります。(DNS学習者の練習問題)
フランスでのテロ事件を受け、英首相が暗号化通信を制限する意向を表明という記事を目にしました。「2015年の総選挙の結果で再び首相に選ばれたら、テロリスト間の通信を遮断するために、保安機関が解読できないような暗号化を禁止するつもりだと約束した」とのことです。
今こそ、1991年に PGP の開発者フィリップ・ジマーマンによって書かれた "Why I wrote PGP" を多くの人たちが読み返すべきだと思いましたが、翻訳が見つかりませんでした。そこで今更ながら拙訳を作成してみましたので、どうぞお読みください。
追記
Microsoft や NSA が Skype を盗聴していたという記事も目にしました。
さらに追記
"米オバマ大統領曰く、「政府が暗号化されたコミュニケーションに阻まれることがあってはならない」"という記事も...
まあインターノットなんてそんなものです。そして安心安全を求める人々の声によって今後さらに監視ネットワーク化していくでしょう。
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■ tss [1/21 いまだに lame 状態]
■ tm [「特段の危険性はない」というのがIPAの見解ですか。IPAはgo.jpのことは関知しない、とくにnisc.go.jp..]