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インターノット崩壊論者の独り言


EPIC2014
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2020-03-27 憶測ばかりしていないで

感染シミュレーションしてみよう

以前、浸透シミュレーションというのをやってみましたが、それに用いたマルチエージェントシミュレータ artisoc の開発元である構造計画研究所さんが「流行伝搬モデル」を公開してくださっています。

これでウイルス感染の簡易なシミュレーションを行うことが出来ます。詳しい説明は構造計画研究所さんにお任せして以下結果だけ紹介しておきます。尚、これが今話題のウイルスの特性を表しているわけではありませんのでご注意ください。あくまで一般的なモデルによるものです。



シミュレーションの動き

左上が人 (エージェント) の動きです。緑が感受性者(Susceptible) =まだ病気に感染していなくて感染の可能性のある状態の人、赤が感染者(Infectious) =病気に感染して、感染させる能力のある状態の人、青が除去者(Removed) =病気から回復して免疫保持した状態、あるいは物理的制度的に隔離されて感染させる能力を封じられた状態、あるいは病気により死亡した状態の人です。

左下は基本再生産数 (一人の感染者が平均何人の感染者を生むか)、右のグラフは左上のエージェントたちの数を表しています。



I. 再感染しない場合 (SIRモデル) のシミュレーション

(1) 基準として移動速度 0.5 の SIR モデルを動かしてみた。

人がシミュレーション 2 ターンに 1 マス動く場合です。他のパラメータは図を参照ください。



(2) 移動速度を落とした場合のシミュレーション (移動速度 0.1)

爆発的感染は防げますが、だらだらと感染が続くのがわかります。



II. 再感染する場合 (SIRSモデル) のシミュレーション

(1) 免疫がすぐ消える場合どうなるんだという質問に答えてみた。
まずは免疫期間 20 ターン



(2) 免疫期間を延ばしてみたシミュレーション (免疫期間 180)

180ターンまで延ばしてみた。



(3) 免疫期間を延ばしてみたシミュレーション (免疫期間 500)

500ターンまで延ばしてみた。


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