トップ 最新 追記

インターノット崩壊論者の独り言


EPIC2014
Google Public DNS (8.8.8.8, 8.8.4.4) 経由では本サイトにアクセスできないよう措置させて頂いております。

2016-06-01 新gTLD は焼け野原?

game は 50,000円?

インターリンク、「.game」の登録料を10倍に訂正というニュースを目にしました。ドメイン登録料を5,400円から54,000円 (税込) に訂正したそうです。人為的なミスだと言っていますが本当でしょうか。申し込んで利用を始めた人たちが法的に訴えそうな気もしますが大丈夫なのですかね。

.game は NSEC を採用しているので NSEC walk してみたところ 1716 のドメイン名が集まりました。5/25 に一般登録受付が始まって一週間ですが、それにしても少ないですね。当初の登録数の目論見が外れて慌てたのではと邪推してしまいます。(レジストリじゃないのでそれはなさそう。ちなみにレジストリの Uniregistry ってケイマン諸島にあるのですね。)

さて、計算してみると、5,000円 × 1,716 = 8,580,000円/年 となります。ICANN への申請費用 185,000ドル = 20,350,000円, 年間手数料 75,000ドル = 8,250,000円/年 25,000ドル = 2,750,000円/年 に運用コストを加えたらとてもビジネスになりませんね。これを50,000円/年にしてどれだけ利用者が残りますかね。

ちなみに2年経つ .moe は 6/1 現在で 5325 ドメインです。1,800円/年らしいので、1,800円 × 5,325 = 9,585,000円/年、ICANN に手数料払った残りで運用コスト出るのでしょうか。苦しいですね。

原野商法は結局焼け野原になるのでしょう。ICANN だけ焼け太りですかね。新gTLD には近寄らないほうがよいですね。いつ使えなくなるか心配です。

オマケ: games のドメイン名リスト, moe のドメイン名リスト

参考: .moe を DNSSEC walk してみた

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

tm [gameはあてはずれかもしれないが、新gTLD一般は焼け野原というよりは草も生えない荒地の方が適切かも。他人に使わせ..]


2016-06-15 座布団持ってって

ENT was here !!!

dns-operations ML でトボけた漫才のような謎のやりとりがありました。適当に訳してみましょう。(https://lists.dns-oarc.net/pipermail/dns-operations/2016-June/thread.html#15011より)

私) これ、なんすかね? dig -t txt gouv.fr +dnssec +short
  ステファン) こっちに訊けばいいでしょ。 dig -t txt co.jp +dnssec +short
    私) 知ってる。2年待ってるけど公式な説明はされてない。
  ニコ) ステファンが答えてくれると思うよ :)
    ステファン) gouv.fr はフランス政府だよ。 フランシスとマニュエルに投げとく。
  ビンセント) はい。それ今進行中のやつ。この件についてはそのうちちゃんとした説明をしに戻ってくるから待っててね。注目しててね :-) p.s. いや、ENT って名前の h4ck3r (ハッカー) にハイジャックされたわけじゃないからね... :-)
    私) 楽しみに待ってる
  ワレン) たぶん https://iepg.org/2014-07-20-ietf90/201407-poisoning.pdfhttps://conference.apnic.net/data/40/jp-actions-apnic_1441335387.pdf に関係してる。数年前に注目を得たけど、その後はまったく話をきかないな、、、
    私) だって、彼らは一般の技術者向けに公式な注意喚起を出していないし、APNIC 等での専門家向けのプレゼンでも全てを語ろうとはしないから。彼らは「(この件は)よく知られている」って言うんだ。

何か隠していたものが見つかって、うろたえて誤魔化そうとしているようにみえます。Warren 以外、答えているのは .FR を管理する AFNIC の関係者ですね。 JPRS も AFNIC も態度は大差ありませんね。

ちなみに ENT とは Empty Non Terminal の略に間違いないでしょう。"ENT was here" は「ここに Empty Non Terminal がありました」(だけど訳あって無くしました) ということです。

dig の結果は以下のようになっています。

% dig -t txt gouv.fr +dnssec +short
"ENT was here !!!"
TXT 8 2 172800 20160731080733 20160601080733 34516 fr. dwklNc0MFBgpbHhxeJIJIakFByU7gDfX204tQBrchu4KPjYPg6UiaGXm Lo3GDeN/3QwBvRwXp7EASP4he4a05ljwEmMerk4K78nN13ONzULko0Al B9EhEFEITOsABJnaWmz/k/Aq58gDle4em5o99g/fKGhZxej0V6mNcYNB 7Rs=

これは2年前の毒入れ話を AFNIC がようやく理解して対策に乗り出したことを示しているように見えるものです。

JPRS は内輪の集まりともいえる JANOG34 でこの資料のように説明しましたが、これじゃわかりませんね。一連の問題について一般の技術者たちに向けて広く解説と注意喚起を出してもらいたいものです。2年待ち続けてます。


追記:2年前の Bortzmeyer at nic.fr とのメールのやりとりを載せておきます。

From: Stephane Bortzmeyer
To: "T.Suzuki"
Subject: Re: Opened Pandora's box of Cache Poisoning
Date: Tue, 6 May 2014 12:21:18 +0200
Organization: NIC France

On Tue, May 06, 2014 at 01:37:43AM +0900,
T.Suzuki wrote
a message of 32 lines which said:

> Why don't you put a record in gouv.fr?

Because there is no reason to.

私) なんで (co.jp みたいに) gouv.fr にレコード入れないの?

ステファン) だって、そんな理由ないから

From: Stephane Bortzmeyer
To: "T.Suzuki"
Cc: Stephane Bortzmeyer
Subject: Re: Opened Pandora's box of Cache Poisoning
Date: Tue, 6 May 2014 17:14:04 +0200
Organization: NIC France

On Wed, May 07, 2014 at 12:07:45AM +0900,
T.Suzuki wrote
a message of 16 lines which said:

> I think that DNSSEC signed zones under gouv.fr can be poisoned if
> the gouv.fr zone is poisoned.

It has nothing to do with the fact that gouv.fr is an ENT. It is a general property of the DNS (being hierarchical).

私) gouv.fr ゾーンに毒入れされると gouv.fr 配下の DNSSEC 署名されているゾーンも毒入れできるかもしれませんよ。(注: この訊き方は間違いだったと今は思っているがステファンの回答もトンチンカン)

ステファン) それは gouv.fr が ENT であることとは全く関係ない。それは (階層的になるという) DNS の一般的特性ですよ。

追記: "ENT was here!!!" (DNS-OARC 25, Dallas, 10/2016)
本日のツッコミ(全24件) [ツッコミを入れる]

Before...

tss [重要な指摘 https://lists.dns-oarc.net/pipermail/dns-operations/..]

tss [NSD の ldns-signzone ではなく BIND の dnssec-signzone に問題がある htt..]

tss [そういえば NSD 4.1.10rc2 以前の ldns-signzone を試していないな。(ldns は別パッケ..]


最近の日記

2008|04|05|06|07|08|10|11|
2009|02|03|04|06|07|09|10|11|
2010|01|03|06|09|10|11|12|
2011|01|02|03|05|06|07|10|11|
2012|03|06|07|10|11|12|
2013|02|03|04|05|06|08|09|10|11|
2014|01|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|07|08|09|10|11|12|
2016|01|06|08|12|
2017|03|07|08|09|12|
2018|04|08|10|11|
2019|01|02|07|11|12|
2020|01|02|03|05|06|07|08|

リンク

Copyright by T.Suzuki