iPhone4の発売に伴ってリリースされた、iOS4。 これは旧型iPhone や iPod touch でも使えるようです。そして デフォルトで IPv6 が on になっている、、、
問題はその IPv6 アドレス。 IPv6アドレスプライバシー声明を無視しているんじゃないでしょうか。IPv6が流れている無線LANの下でRA(ルータ広告)を受信すると、IPv6自動設定 ( RFC4862: IPv6 Stateless Address Autoconfiguration ) により、永続的に機器固有な番号を含むIPv6アドレスが付与されます。接続毎に乱数で生成され機器固有な番号を含まない匿名アドレス ( RFC3041: Privacy Extensions for Stateless Address Autoconfiguration in IPv6 ) は使われていないし、IPv6を off にすることもできないようです。
プライバシーなんて捨てちゃえ(Google の Vint Cerf 談)、なんて割りきっちゃってる人はいいとしても、自分が丸裸になることにためらいがある人にとって、匿名ではない機器固有のIDが知らないうちに世界へばら撒かれるというのは困った話ではないでしょうか。どこかでIPv6アドレス(の一部)と貴方の名前が紐付けられて、あの人検索や、「このページをアクセスした人のリスト」(フィクション)、あるいは「このアクセスポイントに接続している人のリスト」(フィクション)などに載ってしまわないとも限りません。少なくとも Apple Computer 社は、そのリスクを利用者に説明すべきでしょう。
仮に匿名アドレスが使えるようになっても、プロバイダが割り当ててくれるプレフィックスが固定だとやはり匿名性は低くなりますね。
これはiOS4だけの問題ではなく、これから出てくるIPv6対応機器すべてで考慮されなくてはいけない問題でしょう。多くのIPv6の技術者たちはプライバシーはEnd-to-end主義の妨げになると考えているようですし、要注意です。
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なるほど… これも深刻な問題ですね。<br>USO800.Xシリーズで新しい企画を策定しないと。
＞IPv6を off にすることもできないようです<br>iPhoneやめればいいんですよｗ<br>というかWiFiオフにすれｂ（ｒｙ<br><br>世間の人も、二酸化炭素が問題だと言いながらも自動車辞めて自転車に乗るとか、そういうことを何故かやろうとしない。
RAでO-flagが立ってたらどういう動きするのでしょう?> iOS4
iOS 4.3: Apple improves IPv6 users' privacy<br>http://www.h-online.com/security/news/item/iOS-4-3-Apple-improves-IPv6-users-privacy-1207003.html
どうぞ<br>Reverse StateLess Address Auto Configuration<br>(Modified EUI-64 to EUI-48 Converter)<br>http://www.e-ontap.com/ipv6/eui-64.rb
iOS は去年の3月頃から Privacy Address を使うようになったようです。